みずたに探究室。 ゆる〜いアスリートの日々の気づき

ひっそりと生きているアスリートが、日々の気づきや探究結果を公開しています。以下、絶賛連載中! "日本一ゆるい陸上選手の〜"シリーズ ①エッセイ『アスリートが社会のレースから降りてみた』 ②生き方提案『心が軽くなるネコ型お気楽ライフのすすめ』 ③指導の哲学『心を殺さない指導 脱・勝利至上主義』 ④走りの哲学『走りの3種の神器 -腹圧・乗り込み・重心移動-』

【走ることの難しさを書き連ねる】

陸上を指導している人間の中には、"速く走ることは簡単だ"という人が自分を含め一定数いる。 それはマーケティングのためにあえて挑発的に言っている場合ももちろんあるが、自分は"半分本当で半分嘘だな"と捉えている。 確かに速く走ることは非常にシンプル…

【燃え尽きる学生が生まれるメカニズム 】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー-POINT-◎人にはAタイプ(犬)とBタイプ(猫)の2タイプがいる◎それぞれに合った頑張り方をすべき◎BタイプがAタイプの真似をするから燃え尽きる◎それは日本の教育が原因◎自分を変えずに自分を知って欲しいーーーーー…

【日記】名探偵になった話 - 2020.06.05

【名探偵になった話】 仕事のお供は、もっぱら無糖のコーヒーだ。最近は調整豆乳で割るスタイル。 お気に入りは、豆乳のまろやかさを感じることのできる5:5の比率。 ここ数日はうだるような暑さが続き、本当にアイスコーヒーが美味しい季節になった。 さて…

【エッセイ】File-01|3歳児編

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 自分の人生は、もうずっと違和感と居心地の悪さの連続なのだ。 その2つだけで成り立っているといっても過言ではない。 もうずっと、 "あれ?なんか皆んな、変じゃね?" "え?そう思うの俺だけ?もしかして俺…

<<<旧記事>>>【日本の教育の"飴と鞭"の怖さ / 部活動のデメリット】

"飴と鞭"を用いる教員が監督やコーチを務める、部活動というシステムには今でも反対だ。なぜなら、日本の教育では生徒のモチベーション維持のため"飴と鞭"がよく用いられるが、自分1人で何もできない人を増やすリスクが非常に高い。 飴と鞭を使うデメリット…

<<<旧記事>>>【"東京オリンピック"と"引退"】後半

前回の記事では、"引退する選手に、生き様をさらけ出して欲しい。"というメッセージの理由①『その方が、その選手を好きになれるから』に関して述べた。今回は、・理由➁:そうすることで、日本が変わる気がするから・理由➂:その方が、その選手が幸せになれる…

<<<旧記事>>>【"東京オリンピック"と"引退"】前半

東京オリンピックと引退 東京オリンピックを区切りに引退するアスリートは、果たして日本だけで一体どれだけいるのだろうか。陸上競技に携わる自分の周りだけでも、東京オリンピックのために引退を先延ばしにしていた選手は少なからずいる。そしてその舞台す…

<<<旧記事>>>【瞑想について考えてみた】

自分は内省タイプなので、よく考え事で頭がいっぱいになる。ああでもないこうでもないと霧の中に入ったように思考がモヤっとし、そこから抜け出せなくなるのだ。で、今はコロナショックで仕事が次々となくなり、考え事に耽る時間が多いため、瞑想について考…

<<<旧記事>>>【マラソンの応援を見て思っちゃった】

本日、東京マラソンで大迫選手が日本記録を出してオリンピック出場権を得た。 競技をしていると声援を送られる機会が多い。 身内からはもちろん、沿道などから知らない人からの声援まである。 僕は、がんばれ!という声援は嫌いだ。 がんばるかどうかは本人…

<<<旧記事>>>【スポーツ推薦と実業団選手には死んでもなりたくなかった】

前述したとおり、僕にとっては勝ちたいという想いは、あくまでモチベーションの1つに過ぎず、必ずしも1番ではない。 1番のモチベーションは、"新しい感覚を掴んだ瞬間の興奮を味わいたい"だ。 陸上は自分の世界に入れるから好きだ。 走るという行為は自分…

<<<旧記事>>>【走るのがなぜ好きか、考えてみた。】

僕は世界一美味しい料理をテレビ番組を見て知っても嬉しくない。 もし毎朝、世界一美味しい料理をシェフが作ってくれたとしてもあまり嬉しくない。 でも僕は、チャーハンを作りながら、"この食材、意外とチャーハンとに合うな!"と発見するのは好きだ。 つま…

<<<旧記事>>>【独り言】

コロナの影響で、各地の中高が一斉休校になった。 この期間、それぞれ悔いを残さないよう、思い思いの時間を過ごすこととなる。 ここで軽く昔話を。 僕の人生において、強く記憶に残っている思い出の殆どが、決して有意義な時間などではなく、本当に無意味な…

<<<旧記事>>>笑いがとれる会話システム

"誰も傷つけない笑い"をつくる会話システム 僕は基本おせっかいで、場を楽しめていない人を見つけると、その人がどうやって場になじめるか考えてしまいます。特に、大人しいタイプの子が仲間から失礼ないじられ方をして、嫌な思いをしている場面を見ると、"…

<<<旧記事>>>『やりたいはずなのに...』『やらなきゃいけないのに...』 "なぜか頑張れない"の正体

なぜか頑張れない。そんな自分を責めてしまう選手へ やりたいこと、やらなければならないべきことがあるのに、ついついスマホを何時間もいじってしまったり、この季節(1月)は布団から出られなかったりすることありませんか?私は毎日です。 なにも仕事や勉強…

<<<旧記事>>>『チームメイトがついてきてくれる人・離れていく人の差』 -チーム内の人間関係

『なぜチームメイトや部下がついてきてくれない?』 前回の記事では、1対1の人間関係において『アドバイスをウザがられる人・聞いてもらえる人の差』を書きました。結論は"味方だと思ってもらえているかどうか"でした。この記事では、『チームメイトがつい…

<<<旧記事>>>『アドバイスをうざがられる人・聞いてもらえる人』 -1対1の人間関係

『なぜアドバイスをうざがられる?』 "相手のことを思って、アドバイスや意見をしたのに、相手からムッとされてしまった"皆さんにはこんな経験があるでしょうか。ちなみにおせっかいな私には、その経験が痛いほどあります。 よく、アドバイスしたい自分と、…

<<<旧記事>>>『コツの正体』 / 『コツを教えてもらえる選手、もらえない選手』

『コツの正体』 陸上指導をしていると、"うまくできないので、コツを教えてください!" "何をやったらいいですか?"の2つの質問を頻繁にされる。それらの質問をされると言葉が詰まる。なぜなら、"誰でもできるようになる魔法のアドバイス" "魔法の練習法"な…

<<<旧記事>>>『僕は食事を味わったことが、人生一度もない。』

タイトルの通りである。僕はおそらく、人生で一度も食事を味わったことがない。食事が終わったあとに、『あー、おいしかった』という感想が素直に口から出たことはない。"美味しいものを食べたい!"と思ったこともないし、"好きな食べ物は何ですか?"と聞か…

<<<旧記事>>>『うまくいかなくなると逃げてしまう選手へ。』

うまくいかなくなると逃げ出してしまう人へ。つらくなってくると楽な方に逃げ出してしまう人へ。 前回の記事で"自分の弱い部分を真正面から直視する勇気"ということを記しました。これだけはどうしても皆さんに伝わってほしいので、さらに書きます。 きっと…

<<<旧記事>>>『指導を頼まれても、断るときがある』

私は選手に指導をする際、"信頼関係"をなによりも大事にしている。それがないと、互いに遠慮や不信感が生まれ、いい指導ができないからだ。 なので、信頼関係を築くことが難しいと感じた場合は、その選手のために一度条件付きで指導を断ります。 断る理由と…

<<<旧記事>>>【共学で学んだ、笑いにおける『フリ』の大切さ】

いつの時代も、女は男よりコンプライアンスに厳しい。 だから、男子高校生がノリでやったことに対して、『ひどーーい』 『かわいそーー』 『ありえなーーい』 『なんでそんなことするの!?』と、すぐに引いてしまう。 これは、"いきなり訳のわかんない言動…

<<<旧記事>>>【ぺこぱのツッコミに見え隠れする、桜井和寿のミスチルイズム】 ~トップアスリートは、ぺこぱやミスチルになれるのか。~

今更ながら、ぺこぱの漫才について熱く語ってみました。 ------------------------------------------------------------------------ 【ぺこぱのツッコミに見え隠れする、桜井和寿のミスチルイズム】~トップアスリートは、ぺこぱやミスチルになれるのか。~ …

<<<旧記事>>>お子様を預けてくださる保護者の方々へ。

『選手の今後の人生を充実させるお手伝いをする居場所 "スプリントアカデミー"』 はじめまして、陸上短距離チームの代表コーチ 水谷祐己と申します。 私は現在、インターハイ出場を目指す陸上の短距離選手たちが集まるチーム"スプリントアカデミー"を運営し…

<<<旧記事>>>-20代前半までの自分を振り返って-

最近20代前半までの自分を振り返って、部活や仕事や恋愛がうまくいかなかった時の原因は、"人にすごいと思われるように頑張らなくちゃ!"と考えていたことにあると気づく。 居場所とは、"すごい人"に与えられるわけではないのだ。"他人に役割・居場所を与え…

<<<旧記事>>>"尊敬する人がいるかどうか"が、"自分の生き方を見定められているのかの指標"になる。 そして人生は楽になる。

先日、私の陸上指導を受けてくれている高校生との会話の中で、"環境調査票"という単語が話題に出た。 環境調査票というのは、(おそらく全国の)中高生が、年に1回学校サイドから強制的に書かされる紙ベースの調査のことで、家族構成や仲のいい友人などプライ…

<<<旧記事>>>僕と、深夜ラジオと、陸上競技。

僕はこれまでの人生、常にアウェイだと感じてきた。 自己肯定感が人より低く、"ここにいていい"と思えたことは特に一度もない。 原因はわからないが、それを恨んだこともない。 むしろそれが原動力となって勉強に陸上に仕事や写真を頑張って今の自分や周囲の…

<<<旧記事>>>【大学3年→4年】燃え尽き症候群かもしれなかった話 -前半-

1つ前の記事に書いたと思うが、大学3年目の春に陸上競技の大会でチーム・個人ともに人生最高の経験をした。 しかしそこで陸上競技を通して得られるであろう、これ以上ない達成感を味わってしまったためか、その日から引退までの1年半、"心のガス欠"のよう…

<<<旧記事>>>【 大学陸上 3分4秒の思い出 】

平成最後の本日4月30日、陸上競技400m選手の山﨑謙吾(以下、謙吾)が第一線から退くことをSNS上で発表しました。同い年で同じ種目をしていた私にとって、彼は高校時代から憧れの存在で、私なんかがライバルと謳うにはおこがましいほど雲の上の存在です。 そん…

<<<旧記事>>><第4回>スポーツ用品小売業界 "アルペン&ゼビオ"

さて、今回はスポーツ用品小売業界です。 ランニングシューズやゴルフ用品にも、製品を作る"メーカー"、メーカーが作ったものを買い消費者に販売する"小売店"が存在します。 小売店というと聞こえは難しいですが、要はスポーツショップです。 このblogで取り…

<<<旧記事>>><第3回>ニトリから見るインテリア業界

前回カメラメーカーについて触れましたので、今回はニトリをはじめとするインテリア業界について触れていきます。 この業界は"物を作るメーカーと、物を売る小売業"という関係性がぶっ壊れています。 ニトリや無印良品は"自分で製品作って自分で売る"ってビ…