みずたに探究室。 ゆる〜いアスリートの日々の気づき

ひっそりと生きているアスリートが、日々の気づきや探究結果を公開しています。以下、絶賛連載中! "日本一ゆるい陸上選手の〜"シリーズ ①エッセイ『アスリートが社会のレースから降りてみた』 ②生き方提案『心が軽くなるネコ型お気楽ライフのすすめ』 ③指導の哲学『心を殺さない指導 脱・勝利至上主義』 ④走りの哲学『走りの3種の神器 -腹圧・乗り込み・重心移動-』

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『選手の今後の人生を充実させるお手伝いをする居場所  "スプリントアカデミー"』

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はじめまして、陸上短距離チームの代表コーチ  水谷祐己と申します。

私は現在、インターハイ出場を目指す陸上の短距離選手たちが集まるチーム"スプリントアカデミー"を運営し、トップアスリートやトレーナーさん・栄養士さんたちと一緒になって、選手たちのサポートを日々全力でさせていただいています。

しかし、チームを発足した本来の目的は"選手をインターハイに出場させること"ではありません。

このチームは、インターハイ出場を本気で目指し、出場することを通して、『2つの人間的成長』のお手伝いをし、"選手の今後の人生をより充実させる"ために存在しています。

 

その『2つの人間的成長』とは、

1つは、『"物事に本気で取り組むこと"で、困難を乗り越えるための"試行錯誤を楽しめる人間"へと成長すること』です。

人生を充実させるためには、"何事にも本気で取り組むこと"が必要不可欠です。

皆さんの中に、こんな経験をされた方がいらっしゃるかと思います。

『小学生の頃はあんなに楽しかった鬼ごっこも、"捕まってもいいや、本気でやるのダサいし"と思った瞬間に楽しくなくなっていく』という経験です。

人生は、"勝てなくても別に良いや!"と思った途端に輝きを失います。

逆に、"どうしたら勝てるのか"試行錯誤を始めると何事も楽しくなります。できなくてイライラすることよりも、どうしたらできるのかワクワクするようになり、人生がキラキラしていくのです。

そのため、チームでは脱・思考停止、脱・指示待ち人間、脱・イエスマンをテーマにしています。

陸上短距離でインターハイを目指すことを通して、論理的な物事の考え方 『逆算思考』をお伝えし、今後の人生がより充実するお手伝いをさせていただいています。

 

そして2つ目の人生を充実させる人間的成長とは、スプリントアカデミーという"理想のチームづくり"を通して、『"個人の目標"を"チームみんなの目標"に大きく育てていき、"人から必要とされる人間、さらには『キミが必要だ』と人に居場所を作って与えてあげることができる人間"へと成長すること』です。

 

理想のチームとは、目標達成のために自分の想いを本気でぶつけ合えるチームです。

例えば逆に、"勝つために本当は皆にももっと真面目にやってほしいけど、嫌われたくないから本音は隠そう"という馴れ合いのチームでは、絶対に上へはいけません。

しかし、勝ちたい思いが強すぎるあまり、チームメイトを切り捨てて距離をとり、自分一人だけで頑張るような"一匹狼"ではいつか限界が訪れ、自分で自分を潰してしまいます。(過去の私がそうでした)

基本的には個人競技である陸上競技の中で、他校のライバルたちと、"インターハイ出場という目標に向かって一緒に走り、本気でぶつかり合え、かつ背中を預けられるチームに育て上げていく"という体験を通して、今後の人生がより充実するお手伝いをさせていただきます。

 

長々と偉そうに書いてしまいましたが、ここまで読んでくださりありがとうございます。

最後に、私 水谷祐己自身のこれまでの経歴や経験を少しだけ述べさせていただきます

私は大学まで陸上競技を続け、弱小高にいた高校時代から勝利至上主義で勝ちにこだわるあまり、チームメイトとは距離を置き、一匹狼で練習していました。

高校時代は東京都チャンピオンにもなりインターハイに二度出場し、さらに大学に入ってリレーで日本ランキング1位になる経験もしましたが、その嬉しさは長続きせず、長いトンネルに入るような燃え尽き症候群も経験しました。

その経験から、"チームをつくる"というチーム・ビルディングを選手に体験してもらいたいと願っています。

 

また、大学卒業後はオリンパス株式会社に新卒入社しそこで約4年間働き、社会で体育会系のイエスマンが通用しないこと、大事なことは"自分で問題を見つけ、その答えを出すことで、そのスキルが人生を充実させていく"ということを学びました。
その経験から、"目標に向かって試行錯誤を楽しむすること"の楽しさを体験してほしいと願っています。

 

タイトルにも書きましたが、"選手の今後の人生を充実させるスプリントアカデミー"は、私が作り上げているものではなく、選手自身が主体となって作り上げてくれているものだと感じています。

そして、トップアスリートであったりトレーナーさんや私は、あくまでサポーターとして選手のお手伝いをして、一緒になって成長させていただいてるなぁと日々感じています。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。
"個人を大きく育てるために、皆でチームを大きく育てていく"そんなチームへのお子様のご参加を、心待ちにしております。

【水谷祐己のBlogまとめ】
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