みずたに探究室。 ゆる〜いアスリートの日々の気づき

ひっそりと生きているアスリートが、日々の気づきや探究結果を公開しています。以下、絶賛連載中! "日本一ゆるい陸上選手の〜"シリーズ ①エッセイ『アスリートが社会のレースから降りてみた』 ②生き方提案『心が軽くなるネコ型お気楽ライフのすすめ』 ③指導の哲学『心を殺さない指導 脱・勝利至上主義』 ④走りの哲学『走りの3種の神器 -腹圧・乗り込み・重心移動-』

<<<旧記事>>>-20代前半までの自分を振り返って-

最近20代前半までの自分を振り返って、部活や仕事や恋愛がうまくいかなかった時の原因は、"人にすごいと思われるように頑張らなくちゃ!"と考えていたことにあると気づく。

居場所とは、"すごい人"に与えられるわけではないのだ。
"他人に役割・居場所を与えてあげられる人"の周りに自然と人が集まり、そして居場所が形成されていくのだ。人は極論、コミュニティを求めて日々動いている。
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個人的に自分に最大の嫌悪感を持つ瞬間は、"あ、俺いまカッコつけてるな"と自覚した時である。

例えば異性からモテるための行動や、SNSのいいねを増やすための行動、職場や取引先で"自分はすごい"と思わせるような行動など、他人によく見られようとするための行動をした時だ。

そういう時は間違いなく、人にものを頼むことが心苦しかった。なぜなら"自分をすごく見せるために他人を利用している"という思考が働くからだ。

 

嫌いだと分かっているのにこれをしてしまう理由は、"他人からすごいと思われなければならない。すごくなければ自分は選ばれない。居場所を与えてもらえない。"と考えていたからだと思う。

さらに、そう考えて過ごしていると、キチンと努力をして成長してしまうので、特にその考え方を改めようとする機会がなかった。

これは余談だが、自分のことをすごいと思ってくれる人といるとそれを演じなくてはならずキツイので、自分のことを笑ってくれる人とばかりつるんでいる。

陸上競技で高校生と接するときは、自分のキャリア上、すごいやつだと思われやすいので、頭のおかしいやつと思われようと努力している。

 

話を戻して、ここ1〜2年の間に起業したり結婚を意識し出したことをきっかけに、"他人に選ばれるってなんだろう。逆に居場所を与えるってことか"と気づくことができ、随分と肩の力が抜けた気がする。

もし、以前の自分と同じような考え方で、なんとなく日々気分が沈んでいる人たちの参考になれば嬉しい。

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