みずたに探究室。 ゆる〜いアスリートの日々の気づき

ひっそりと生きているアスリートが、日々の気づきや探究結果を公開しています。以下、絶賛連載中! "日本一ゆるい陸上選手の〜"シリーズ ①エッセイ『アスリートが社会のレースから降りてみた』 ②生き方提案『心が軽くなるネコ型お気楽ライフのすすめ』 ③指導の哲学『心を殺さない指導 脱・勝利至上主義』 ④走りの哲学『走りの3種の神器 -腹圧・乗り込み・重心移動-』

<<<旧記事>>>僕と、深夜ラジオと、陸上競技。

僕はこれまでの人生、常にアウェイだと感じてきた。

自己肯定感が人より低く、"ここにいていい"と思えたことは特に一度もない。

原因はわからないが、それを恨んだこともない。

むしろそれが原動力となって勉強に陸上に仕事や写真を頑張って今の自分や周囲の環境があるのだから、ラッキーだったとさえ思っている。個人的にアスリートは居心地の良さを覚えてしまうとそれに甘えて努力をやめてしまうと考えていたため、より積極的に孤独になろうと試みていた。

そのため特に陸上競技では、想像し得ない高みまでいくことができた。

 

(ちなみにホームな居場所はないけれど、1:1や自分で選抜した少人数の人間関係は好きなのである。深い話をできる友人の数は、同年代の中では多い方だろう。)

 


そんな自分に対して唯一胸を張れることは、"アウェイな人をほっとけないということ"である。

会社や部活で、今にも辞めてしまいそうな後輩といった居場所のない人間を見つけると、つい無意識に居場所を作ってあげようと動いてしまう。

高校・大学の陸上部や、新卒で入った会社、それ以外にも友人の結婚式二次会の司会を務めた時には、全出席者がアウェイにならないよう、会ったこともない何人もの人たちと何度も事前に打ち合わせをした。一番遠いところでは、1人で泊まりで富山まで行った。

 


そんな僕にも、唯一肩の力を抜ける居場所のようなところがあり、それが深夜ラジオだ。

深夜ラジオはアウェイな僕らに居場所を与えてくれる。

パーソナリティとリスナーの関係性からなる、"ここにいていいよ〜。恥部をさらけ出して行こうぜ〜。"という空気感が好きだ。

またテレビでも、影の部分にスポットライトを当ててくれる芸人さんや、制作の人たちが好きだ。最近ではしくじり先生のお笑い研究部がそれにあたる。

 


いつか深夜ラジオやお笑いの仕事に就き、居場所づくりのお手伝いをしてみたい。また、婚活系の仕事も自分に向いていると思う。

 


でもまずは陸上競技からだろう。

僕はいま、その業界内で人に居場所を提供しようとしている。今年1年は、その1つにフォーカスするつもりだ。

 

僕はアウェイになっている人の面白さを発見したり、素を出させてあげたり、人と人を繋いであげたりとプロデュースするのは得意で、頼まれてもいないのにあれよこれよと思考を巡らせてしまう。

そんな僕だからこそ居心地のいいコミュニティを作れるんだと自信や誇りさえあるし、様々な案も行動するエネルギーも無限に湧き出てくる。

 


SNSの最盛期、リアルの居場所に逃げ場を求める人はこれからどんどん増えてくる。

これからの時代、コミュニティはオフラインに逆戻りしていくだろう。

幼い頃から居場所を求めて生きてきたアウェイ集団が活躍する時間だ。

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