<<<旧記事>>>『チームメイトがついてきてくれる人・離れていく人の差』 -チーム内の人間関係
『なぜチームメイトや部下がついてきてくれない?』
前回の記事では、1対1の人間関係において『アドバイスをウザがられる人・聞いてもらえる人の差』を書きました。結論は"味方だと思ってもらえているかどうか"でした。
この記事では、『チームメイトがついてきてくれる人・離れていく人の差』について記していきます。
一体感がないチーム、みんなが本気で動いてくれないチームはなぜ生まれるのか。
なぜしくじってしまうのかのポイントを、チームレベルの5段階と合わせて説明していきます。"だからうまくいかなかったんだ!"と霧が晴れることと思います。
この5つのうち、1つでも雑にしたり、順番をとばそうとすると、チームは空中分解します。一体感がないチーム、なぜかみんなが本気で動いてくれないチームが生まれてしまいます。
ビジネス界ではLevel 3をとばしてしまう組織が多いのですが、個人競技の陸上チームではLevel 1,2すらとばしてLevel 4,5を目指すチームが多く見受けられます。なのでここではLevel1に重きを置き、記していきます。
さて、チームづくりの1歩目は、リーダーとそれ以外の構成員との間に信頼感を生むことです。最重要かつ、多くの人がこの落とし穴にはまります。
信頼感とは前回の記事で書きましたが、『"自分のことを理解してくれているこの人は、自分の味方だ。この人の話には耳を傾けよう"と、相手が前向きな状態』です。"実績のあるすごい人かどうか"は信頼関係をつくる上ではあまり関係ないのです。
この信頼関係なしに指示に従うよう命令したり、"自分で考えて動きましょう"と指示をしても、うまくいくはずがありません。いきなり"全国大会を目指します!"と旗を上げても、"なに1人で盛り上がってんだよ。俺は協力する気ないね"と周囲は離れて行ってしまします。
なので、まずは1人1人とのコミュニケーションを大事にしてください。それも、面談のように1対1を強制する場は作らず、何気ない雑談の中で信頼関係を築いてみてください。"この仕事は地味だし俺も嫌なんだよなー"とリーダーが軽い共感を入れるだけで、"分かってくれる人だ"と自然に心を開いてくれます。チームメイトの何気ない愚痴に"それめっちゃ分かるわ。"と反応してみてください。リーダーにも弱い一面があっていいのです。むしろ隠さず見せてあげてください。リーダーはすごくなくていいのです。そこを勘違いして"文句言わずにやらなきゃだめだ"という態度をとることは、自ら相手を突き放しているようなものです。そうすると"愚痴を言ってはいけない雰囲気"がチームに蔓延し、風通りが悪くなります。
(主観ですが、私が在籍していた高校は"偏差値60くらいの自称進学校"で教師がこのような雰囲気をつくっていました。相対的に見たときにその業界の中で"中の上"・"上の下"程度の層に位置する組織が陥りやすい落とし穴なのかなと思っています。)
さて、うまく信頼関係を気付くことができ、Level 1をクリアできた"チームメイトの大多数がリーダーに信頼感を抱いているチーム"なら、リーダーがたてた目標を頭ごなしに否定したり拒絶することはありません。"あの分かってくれるリーダーが言うのだから、何か意味があるのだろう。1回話に耳を傾けてみよう"と心を開いて前向きになってくれるのです。
そうなると"やっぱりその目標は厳しいと思う!"とか"やるならもっと上を目指しましょうよ!"と、議論が活性化します。全員がチームの目標を"自分ごと"にしてくれます。他人事のような状態でミーティングに出席する人が減っていきます。これがLevel 2です。ちなみにLevel2のゴールは、"『このチームの最終ゴールはどこを目指してる?』という問いに、全員が納得した状態全く同じ答えが出るかどうか"です。
チームがいきなりまとまる魔法の裏技はなく、このようにチームのレベルを上げていくことが必要になります。そのためのファーストステップは、"リーダーの働きかけで信頼を作る"でした。以上、最後にもう一度チームレベルの5段階を提示して終わりとします。
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