<<<旧記事>>>『指導を頼まれても、断るときがある』
私は選手に指導をする際、"信頼関係"をなによりも大事にしている。それがないと、互いに遠慮や不信感が生まれ、いい指導ができないからだ。
なので、信頼関係を築くことが難しいと感じた場合は、その選手のために一度条件付きで指導を断ります。
断る理由と、その条件、そして信頼とは何かを以下に記します。
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ブログやSNSで、"何より大事なことは、理想の未来を実現させる覚悟を持つことだ!"と何度もお伝えしてきました。
その覚悟とはつまり、努力を怠ったりするなどといった、夢の実現への障害となる"自分の弱さと向き合う覚悟"を持つことである。
夢を実現させるには、自分の怠慢をヘラヘラ笑ってごまかしたり、見て見ぬ振りをしたりせず、"自分の弱い部分を真正面から直視する勇気"が必要となる。
なので、その覚悟を持っていない選手が"教えてください!"と頼み込んできた場合は、以下の内容を伝えるようにしている。
『俺は個人的に"自分はこの先何があっても絶対に大丈夫!"という自信をキミにつけてほしいと願っている。そのために、キミが俺や他の人に隠そうとしている"本当は自分でも自覚している自分のズルくて卑怯な部分、目の前の問題とちゃんと向き合わず、逃げたりごまかしてきた部分、要は恥部。それとちゃんと向き合い、他人に隠さずさらけ出していく"という勇気を持てたなら、いつでも全力で指導するつもりだ。ただ、その覚悟を決めずに都合よく"コツだけ教えてもらおう!"とするようなら俺は指導をしたくない。なぜなら人にとって1番大事な"自分の弱さとちゃんと向き合う"という覚悟を決めないと中途半端な努力しかできず、結果は出ないから。さらにもしその状態でキミが結果を出してしまった場合、その後に1番地獄を見るのはキミだから。楽して栄光を掴んだ人は、その後の人生苦しむことになる。そうはなって欲しくない。それでも"コツだけ教えてほしい!"って言うんなら指導するけど、どう思う?』
ほとんどの場合、このことを伝えた選手は覚悟を持ってもう一度会いに来てくれる。
そしてお互いがお互いを信頼した状態で始まる指導は遠慮がいらないため、本当にいい時間になる。
"来るもの拒まず、去るもの追わず。"という言葉があるが、私の場合は"覚悟を持つ"という1つだけ条件を付けた上で、来るもの全員を拒まないようにしている。
(-覚悟についてこちらの記事で、より深く書きました)
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